建設工事のトップバッター 地盤調査
記念すべき住宅着工、最初は土台となる基礎工事!と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、実は基礎工事の前に一番に行うのが地盤調査となります。
地盤調査とは簡単に言うとこれから建てようとしている建物の重さを支えるだけの強さがその土地にあるかどうかを調べるものです。
左は地盤調査の様子です。戸建て住宅では、写真で使用されている機械を使ったスウェーデン式サウンディング試験と呼ばれる調査方法が主流となります。
5㎏~100㎏までの重さを段階的にかけていき、スクリューポイントと呼ばれるらせん状のロッドを地面にねじ込んでいきながら地面の固さを測定していく方法です。
地盤調査ではとれるデータも重要ですが、その土地がどういった場所にあるのか?
(高台なのか低地なのか等)その土地を取り囲む環境はどうか?
(盛土や切り土、造成後の期間や擁壁、土留めの有無等)どういった危険が考えられるか?
(近くの河川の氾濫や崖地の崩壊の危険性等)その土地の生い立ち(宅地となる前の使用状況等)を調査することが非常に重要となります。
調査時に測定したデータのみで地盤の良し悪しを判断しようとすると重大な見落としが発生する危険があります。
ですので、地盤調査時には調査機からとれるデータと、調査員による現地調査の結果を踏まえて、住宅の土台となる基礎の形状の選定や地盤補強工事の有無を考察していきます。
この考察にはあくまでも地盤保証会社からの客観的判断が必要だと弊社では判断しておりますのでオーガニック地盤保証BIOS(第三者機関)に考察を依頼しております。