天然砕石地盤改良 HySPEED工法

改良工事が必要と判断されたら…
天然砕石地盤改良 HySPEED工法

健康と財産、地球環境を守るエコ地盤改良

先の地盤調査の結果、地盤補強工事が必要と判定されたら何かしらの補強工事が必要となります。
この補強工事が必要な宅地の割合は岩手県ではおよそ3割ほどです。
せっかく購入した土地が軟弱地盤でもしっかりとした補強工事を行えば長く住宅を支えることができますのでご安心を。

また、弊社では建物を支えるのみではなく、工事をしたその後のことまでをしっかりと考え、そこに住む人や将来、そして地球環境まで守れる天然砕石のみを使用した地盤改良工事「Hy SPEED工法」を採用しています。

HySPEED工法とは

地盤改良工法『HySPEED工法』とは、セメントなどの固結材を一切使わずに、砕石という天然素材だけを利用して軟弱地盤を改良する工法です。

HySPEED工法の設計規定

適用構造物

  1. 地上3階以下
  2. 高さ13m以下
  3. 延べ面積1,500㎡以下(平屋に限り3,000㎡以下)

適用範囲

  1. 直径:φ400㎜、φ450㎜、φ550㎜
  2. 施工深さ:最大施工深さ6.5m、補強体の長さ1.0m~6.5m

適用地盤

  1. 粘性土地盤、砂質土地盤

HySPEED工法の説明図

特許・認定等

特許

「地盤補強工法」として平成20年8月特許取得済み
公開番号:特開2008-196249
登録番号:特許4373451

NETIS新技術情報提供システム

新技術情報提供システム(NETIS)とは、「公共事業等における技術活用システム」によって蓄積された技術情報のデータベースで、直轄事業及び補助事業に係わらず公共工事に活用できる技術を可能な限り網羅したものです。

性能証明

一般財団法人 日本建築総合試験所
新規  GBRC 性能証明 第09-20号(2009年11月10日)
改訂1 GBRC 性能証明 第09-20号改(2011年11月4日)
改定2 GBRC 性能証明 第09-20号改2(2013年12月25日)
改定3 GBRC 性能証明 第09-20号改3(2016年12月20日)

CO2の排出

砕石だけを使って締め固めるので、CO2の排出はほとんどありません。
HySPEED工法による地盤改良を推進することで、地球の温暖化防止に貢献しています。

HySPEED工法の説明動画

HySPEED工法の代表的な特徴

土壌に六価クロムを発生させない

皆さんは「エリンブロコビッチ」という映画をご覧になったことはありますでしょうか?
2000年にジュリアロバーツさんが主演で公開された映画ですが、こちらの映画は六価クロムによる水質汚染を起こした企業に対して全米史上最高額の和解金3億3千3百万ドルを勝ち取った女性がモデルとなっています。
この映画の中でプールに水を張り子供を遊ばせていた母親がその水が六価クロムの汚染水だと知り血相を変えて子供を引き上げたワンシーンは衝撃的でした。
六価クロムは聞きなれない方も多いかと思いますがアスベストと並んでLARC(国際がん研究機関)で二大発がん性物質としてリストアップされているものです。実はこの六価クロムが地盤補強工事により皆さんの宅地に発生する危険があります。それは地盤補強工事を行う際にセメント系固化材と土を混ぜ合わせる改良工事を行うと土中で化学反応を起こして六価クロムが発生してしまうからです。
必ずしも発生するものではありませんが、六価クロムの発生メカニズムがいまだに分かっていない現状を考えると、土壌汚染を100%起こさないためにはセメント系の固化材を使用しない方法が一番となります。
Erin Brockovich
HySPEED工法は天然砕石のみを使用するため六価クロムを100%発生させることはなく、安心して子供が土と触れ合うことができます。クリーンな環境は子供やお年寄り、身体弱者の方にとって最適な生活環境と言えるのではないでしょうか。
六価クロム

資産価値を下げない

新築の住宅を検討されている方のほとんどが土地を新たに購入されるか既存建物を解体しての着工になるかと思われます。
しかしせっかく購入した土地や譲り受けた土地が地盤改良工事の方法によっては資産価値を下げてしまう事になってしまいます。
2003年に土地評価鑑定基準という法律が施行され土地の品質を明確に評価することになっております。
これにより地盤改良工事の際に埋められたセメントや鋼管は埋設物として産業廃棄物扱いとなり土地売買の際に撤去するかもしくは撤去にかかる相当額を差し引いての評価となります。
産業廃棄物

一般的には撤去にかかる費用は改良工事費用の5倍と言われておりますが仮にそこまでの費用が掛からなかったとしても改良工事をした土地と改良工事をしてない土地で評価に差が出てしまうのは防ぎたいものです。
地盤が軟弱であるがために改良工事を行わなければ建てられないから行ったのにそれが原因で個人の大事な資産が守られないことになります。
HySPEED工法は砕石のみでの工事となりますのでこの埋設物に該当いたしません。
また従来の改良体と違う理論での支え方となるのでリユースが可能となります。

液状化の抑止効果

液状化は、地下水位の高い緩い砂地盤(海岸や川の近く、および埋立地など)で発生します。
緩い砂の間に間隙水と呼ばれる水がある状態の時に、地震の揺れが原因で砂の粒子が下層で密になり、上層が液体状になることから、液状化した地盤では建物を支えることが出来ないため最終的に家は傾いてしまいます。
下に簡単に図解しておりますが、東日本大震災をはじめ多くの地震災害の時にメディアなどでも液状化を取り上げているのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
液状化を完全に防ぐことは難しいですが、地盤改良の種類によっては、建物の被害を低減させることが期待出来ます。
液状化イメージ

液状化メカニズム

HySPEED工法の砕石杭は、それ自体が水を通す透水性があるため、水圧を逃がす効果があります。液状化が発生しても何本もつくられた砕石杭により、建物被害の低減が期待出来ます。(液状化対策用設計が必要。尚、液状化対策用設計はGBRC性能証明対象外)

また、液状化の対策としては下記の6つの方法がありますが、HySPEED工法を施工することにより地盤自体が液状化しにくい状態となります。

杭状地盤補強比液状化層による支持
固結工法土粒子の安定
変形抑制工法せん断変形の抑制
締固め工法密度増大
排水促進工法間隙水圧の消散
地下水位低下工法飽和度の低下

砕石パイル説明図

品質を下げない

品質は地盤改良工事だけに限らずですが非常に重要なポイントです。
この品質を下げてしまうようなことが起きるとせっかく安くないお金を払って工事をしたのに不同沈下を起こしてしまうことに繋がります。
地面の中イメージ
中でも地盤は土の中の見えない部分に対しての工事となります。目視で確認できない分危険に気付けないケースが沢山あるのです。
その中でもセメント系の固化剤と非常に相性が悪いのが腐植土と地下水です。
どちらもセメント系の改良体の強度発現をするのには天敵となります。
また、地盤の中には支持地盤といわれる固い層がありますがこの支持地盤が平坦ではないケースが沢山あります。
地面の中イメージ

新聞やテレビでも杭の偽装問題などが沢山取り上げられましたが、品質管理をしっかりと行わなければこのような事故は完全に防げなくなります。住宅に関しては、施工管理・現場検査・性能検査が行われていると思いますが、その建物を支える地盤に関して十分な品質管理が行われていないケースもあるようです。品質不良問題が騒がれる中、品質管理が十分行われていないことが事故率増加に拍車をかけている可能性があると示唆されています。

そのような中で高品質の改良工事を行うためにも弊社で取り組んでいるHySPEED工法は1本毎の杭のデータはもちろんの事目視による土中の状況などを確認し工事後には平板載荷試験まで行い品質を確保しております。砕石は古くからお城の石垣をはじめ線路のレールの下等に使われてきました。
人工物ではなく天然のものだからこそ出せる強度に加え、工事の質を人が高めることにより安心して暮らせる住宅を守り抜きます。

砕石ってこんなに強いんです。

住宅地盤業界として初めてAskDoctors評価サービス取得
『医師の84%が推奨するHySPEED工法』

天然砕石のみを使用することで土壌汚染リスクがなく、資産価値を毀損しない環境へ配慮した「HySPEED工法」が、エムスリー会員医師(内科)100名を対象とした調査で、84%がほかの人に「ぜひ勧めたい」・「勧めたい」との結果が得られ、「AskDoctors医師の確認済み商品」として認定されました。

調査対象:内科医100
名調査時期:2018年10月
調査方法:資料を提示した上でのwebアンケート
AskDoctors調べ

※医師の意見はあくまで個人的な感想です。効果等を保証するものではありません。

医師の84%が推奨する
HySPEED工法

※AskDoctors評価サービスとは27万人以上の医師会員を有する日本最大級の医療従事者向け専門サイト「m3.com」を運営するエムスリー株式会社が、会員医師による商品やサービスに対する客観的な評価を行うサービスで、一定基準を満たした場合にのみ認定マークを付与し、「医師の確認済み商品」となります詳細はAskDoctors総研サイトへ →(www.askdoctors.jp/labs/