地盤改良とは、建物の基礎となる土台がぐらつかないようにする土台補強工事です。
家の基礎は、しっかりとした土地の強度がないと家が安定しません。そのため、軟弱な地盤の際は、何らかの方法で地盤改良工事が必要となり、弊社ではハイスピードエ法を用いて施工しております。

ハイスピード工法は、従来の地盤改良で使われてきたセメントや鋼管杭を一切使わずに天然の砕石のみを使用した新しい環境保全型地盤改良工法です。

特徴は大きく分けて３つあります。１つは土壌汚染を起こさない。２つめは土地の価値を下げない。３つめは液状化対策です。

セメントを用いた従来の工法では、六価クロム（二大発がん性物質）を発生させる危険性があります。その点ハイスピード工法は、天然の砕石のみを使用するため、六価クロム等の汚染物質を発生させません。

2003年より土地鑑定評価基準が改定され、土地の鑑定評価時に土地の中に土壌汚染物や人的な地下埋設物があると撤去費用相当額を評価価格から減免されることとなりました。
地盤改良の方法によっては土地の評価価格が下がってしまいます。ハイスピード工法は土壌汚染物質を発生させない他に、地下埋設物にあたらないため土地の評価を下げません。

ハイスピード工法で造られた砕石パイル（柱）は、造る段階で、その周辺地盤も締め固められ、液状化の起こりにくい状態となっています。また、砕石パイルはそれ自体が水を通すため水圧を逃がす効果があり、何本も造られた砕石パイルにより、地震による液状化の影響を抑制します。