いつもありがとうございます。
オクトサービス太野です。
皆さん紫陽花(あじさい)好きですか?
私は好きです。
この時期になると道路やお庭などで綺麗に咲いているのをよく見かけます。
様々な色味で楽しませてくれますが、あのアジサイの色の違いって何だと思います?
実はこの色の違い、ずばり土の成分で決まるんです!
アジサイ自体はアントシアニン系色素が働いて発色するわけですが、このアントシアニン系色素はアルミニウムと結合すると青色に発色します。
つまりアルミニウムが土中にたくさん溶け込んでいると、そこから吸収したアジサイは青色になり、逆に溶け込んでない場所では赤色になるということです。
そして、このアルミニウムは酸性の土壌だとよく溶けます。
つまり
アジサイは酸性の土壌では「青色」
アルカリ性の土壌では「赤色」
となるわけです。
なんだか小学校の理科の実験で使った「リトマス紙」みたいですね。(笑)
さて、私が伝えたいことはアジサイを好きな色に咲かせる方法ではありません。(笑)
このアジサイが青色に咲いている土壌についてです。
アジサイが青色に咲いている土壌は酸性と前述した通りですが、酸性の土壌は時に地盤改良工事の時にやっかいな土になるときがあります。それは、アルカリ性のセメントを使った地盤改良工事です。セメントのアルカリ性と土の酸性が中和してしまうと固化しないときがあります。地盤のページの品質の部分でも記述していますが、腐植土や黒土は酸性の特性を持っているためセメント系固化剤と相性が悪いです。ですのでキレイな青色のアジサイが咲いている場所では、セメント系固化剤の地盤改良工事は注意が必要となる場合があります。
このようなケースではHySPEED工法をぜひご検討下さい。
HySPEED工法は土中の影響を受けることがありませんし、砕石のみで石柱を形成するため土に影響を与えることもありません。
綺麗に咲くアジサイが長雨の季節を教えてくれる…
そんな土壌をいつまでも守り続けていきたいですね。